ミャンマーのいま

ミャンマーのいまの状況を日本とミャンマーを繋ぐ形で伝えます

ティーローミンロー・パゴダでのデモ、チェインサー(真実語による呪詛)

2月1日のクーデター発生後、1週間ほどで、ミャンマー市民は抗議デモを始め、連日全土でデモが繰り広げられている。ジェネレーションZがリードしていると言われるデモにはあらゆる要素が盛り込まれ、人々の智慧が総動員されている。そんな中、ひときわ目を引…

救急車と葬儀

救急車支援を含む、無料葬儀支援協会については、ここ数日激しい攻撃対象とされている。 ちなみに、ヤンゴンで最も有名な葬式支援協会である、「ヤンゴン無料葬儀支援協会」にも、3日夜間踏込があった。会長ウー・チョウトゥはこの時間に協会内にはおらず、…

女性の民族衣装(タメイン)の力

最初の写真は、3月3日、ヤンゴン市アウンサン将軍通りで撮られたものである。 女性のスカート風の民族衣装をタメインと呼ぶ。古いタメインに国軍司令官の写真を貼って、通りに干されているところである。 一見すると、何のことか理解しがたいかもしれない…

救急車や救急活動

デモを行っている人々の脇に、救急マークを付けた人々が寄り添っている。また、負傷者の運搬のため救急車が入ってきて、人々が道を開ける。 こうした救急隊員や救急車はミャンマーのかなり広い地域で普通にみられている。医療関係者はCDMをやっているのでは…

3月3日

3月3日、日本ではひな祭りの日だ。 女の子の成長を願い、祝う日。 だが3月3日にミャンマーでは女子2名の尊い命が国軍と警察によって奪われた。 Kyel Sinさん(19歳)と Kyewt Nandar Aungさん(26歳)だ。 茶色に染めた長い髪と素敵な笑顔の持主であるKyel Sin …

少年から国連への質問

"How many dead bodies needed for UN to take action?" "国連が行動を取るためにどれぐらいの遺体が必要ですか?" 少年は手書きのプラカードを持って2月20日の夕方から夜7時半までヤンゴンにある国連事務所の監視カメラの前に立っていた。 彼なりの意思表明…

クーデターと不服従運動

国軍が全権掌握に踏み切る際に出された理由としては、2020年の選挙に不正があったというものでした。ミンスェ副大統領が、1年を期限とする非常事態宣言を発表、憲法419条に基づき、ミンアウンフライン国軍司令官に、立法、司法、行政の国家権力を移譲しまし…

ミャンマーのいま

ミャンマーとはどのような国でしょう。 東南アジアの西の端にあり、インドや中国と国境を接している国。 あるいは森崎ウィンさんの故郷。 親日派の多い国。 全く知らなかった方もいらっしゃるでしょうし、いろいろな思いをもって、ミャンマーという国、ある…