デモを行っている人々の脇に、救急マークを付けた人々が寄り添っている。また、負傷者の運搬のため救急車が入ってきて、人々が道を開ける。
こうした救急隊員や救急車はミャンマーのかなり広い地域で普通にみられている。医療関係者はCDMをやっているのでは。。と疑問に思う方もいるだろう。
彼らは公務員ではなく、奉仕活動の一環として働く一般市民である。
28日以降、国軍、警察は、本格的武力弾圧をはじめている。
たとえば、3月3日は全土でデモ隊への武力鎮圧が行われ、これまでで最悪の被害者数となった。現地メディアによれば38名が死亡したという。
このところジャーナリストに加えてこうしたボランティアの救急隊員が、警官側のターゲットになっている。3日、ボランティア車両に乗る救急隊員3名を呼び止めた。警察が無抵抗に座っている3名に対して、小銃の銃身などで激しく殴ったり蹴ったりするさまが防犯カメラに映されていた。この映像はFBなどにアップされ、広く共有されている。
また、3日夜半11時頃に、有名なヤンゴン無料葬儀支援協会(Free Funeral Service Society)に多数の警官が押しかけ、30名ほどの関係者がいるなか、物資の没収、一部関係者の連行などを行ったことがRAFで報道されている。
(RAF 2021/3/4)詳しくは以下のサイト