ミャンマーのいま

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救急車と葬儀

救急車支援を含む、無料葬儀支援協会については、ここ数日激しい攻撃対象とされている。

ちなみに、ヤンゴンで最も有名な葬式支援協会である、「ヤンゴン無料葬儀支援協会」にも、3日夜間踏込があった。会長ウー・チョウトゥはこの時間に協会内にはおらず、拘束を免れたが、その後、「ウー・チョウトゥの発表」なるものが、Facebookで広範にシェアされた。ウー・チョウトゥは著名な映画俳優で、本協会を長年率いてきた人物である。

ちなみに、本物の当人の発表であるかについては、FBでも元をたどれないこともあり、違う可能性が高い。

けれども、この事件に関連付けて、多くの人の気持ちを代弁して投稿されたものととらえることができるかもしれない。

 

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ウー・チョウトゥからの発表

我々、無料葬儀支援協会から発表した軍警察関係者の葬儀支援は行わないという掲示にお怒りになり、2021年3月3日夜間に本協会に暴力的に踏み込まれたこと、心より遺憾に思っております。

 

従いまして、本日、発表を修正し、再度公表させていただきます。

今日から一週間のあいだ、軍、警察および、関係者各位さまに対し、生死を問わず、葬儀サービスを提供させていただきます。ご不興のほどお納めいただくようお願いするとともに、堅くお約束いたします。

 

本日から、軍、警察の皆様、そのご家族ご親戚の皆様一人残らず、生死を問わず、深い穴への土葬、あるいは、強い炎による火葬など、いかようにも葬儀を執り行わせていただきます。

 

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また、生死を問わない葬儀、というのも日本の感覚だと、厳しい印象を持つが、例えば、生きている国軍司令官の写真を墓地の墓石に貼るという抵抗行為が含まれる。

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国軍司令官の顔写真が貼られた墓石(場所不明)